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コスモスの会は中国残留日本人を支援する団体です。

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〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町4丁目
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スタッフの横顔




スタッフの横顔 シリーズ@


高橋秀子さんの講義
(2008年教室を開設した頃)

教室は市民ボランティア20人以上で運営しています。今回は、設立時から中心の一人、高橋秀子さんに話を伺いました。

テレビの映像が忘れられず
 中国残留孤児の帰国が始まった頃、テレビで見た1人の帰国者の映像に衝撃を受けたのです。苦労の末、やっとの思いで日本に帰ってきても、日本語ができないので、仕事はなく、生活が成り立たず、中国に戻ったとのことでした。

 その時、「日本語なら私か教えてあげる」と思ったのですが、当時は乳飲み子を抱えて身動きがとれない状態でした。

 その帰国者のことを忘れることができず、模索した末、日本語教師になったのですが、帰国者と出会う機会は無く、留学生に日本語を教える仕事を続けていました。07年、私か中国語を学ぶため日中友好協会の教室に行った時、「中国残留日本人孤児を支援する会」が、帰国者の日本語学習支援をしていることを知リ、思わず「日本語を教えられますか?」と尋ねてボランティアに参加しました。

 しかし、テレビを見てから36年後に出会った彼等は既に高齢で、習う方も教える側も難しさを痛感しました。帰国直後から日本語を学ぶ環境が整えられていれば、今、こんなに苦しい思いをしなくてもよかったのではと思いました。

 先日もこんなことがありました。教科書に「せっかく誘ってもらったのに」の句が出てきましたが、学習者は、「せっかく」や「〜してもらったのに」の日本語は難しいね、と口を揃えました。

 私たちが普段何気なく使っているこうした言葉を使って、地域の人々と安心して交流を重ねてほしいと願っています。










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