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コスモスの会は中国残留日本人を支援する団体です。

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スタッフの横顔




スタッフの横顔 シリーズD

玉井さん(中央)は初心者の馬淑芳さん
(左)の学習を担当
 今回は、いつも日本語教室が始まる前にいち早く会場に来て、休憩時のお茶の準備や、備品の補充などをしてくださる、教室の縁の下の力持ち、玉井日出子さんに話を伺いました。 

中国は心のふるさと
 玉井さんは昭和15年旧満州新京(現・長春)で生まれました。姉1人兄2人の末っ子で、両親の深い愛情のもとで、奉天(現・瀋陽)で過ごし昭和21年10月胡盧島から博多へ引揚げました。今でも「中国」という言葉に「心のふるさと」という感情が湧くそうです。
 1999年には姉、兄と共に念願の中国へ行き、新京、四平街、奉天を訪ねました。自分自身が残留孤児となっていたかもしれないという思いが活動の原点です。


中国語も使い学習をフォロー
 玉井さんは学習者と中国語を使ったコミュニケーションもとれるので教室では牡丹グループを担当しています。学習者たちが、日本での生活を少しでも楽しいと思えるよう、また一つでも多く日本語を覚えられるようさまざまに工夫を凝らして授業をしています。その成果は今年3月末、学習発表会で存分に発揮されました。
 また、学習者が欠席した時にその日のことを伝えるため、あるいは習った言葉を身につけてもらうために、学習者の家に電話をし、学習した日本語を使って会話することもあるそうです。

笑顔のひみつ

 玉井さんの笑顔も皆が元気づけられるものの一つです。今回、その笑顔のひみつも聞いてみました。それは「和顔施」という言葉だそうです。
 「和顔施」は仏教用語で、何も持っていなくとも笑顔がお布施となるという意味です。長い間、主人の両親を介護していました。認知症も患っていた義母は笑顔で接すると笑顔を返してくれ、玉井さんの心も和んだそうです。

出前餃子に参加

 2007年、中国残留孤児のことが書かれた新聞記事をみて「出前餃子」(残留孤児といっしょに餃子を作る会)に参加し、その後、日本語教室に参加されました。教室に参加する学習者もスタッフも玉井さんの笑顔に支えられています。 





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