梅グループの学習者を支援する
藤家みさおさん
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今回は尼崎日本語教室開設時より活動されている藤家みさおさんに話を伺いました。
生粋の神戸っ子
藤家さんは神戸生まれで8人きょうだい(6人姉妹と兄弟2人)の7番目です。
女系家族でもあり、女子校(中高6年間)に通い、自然と女性的なもの、料理、お花、お茶、編み物などへの興味を持つようになりました。神戸育ちなので子どもの頃から違和感もなく外国語や外国文化に接する機会が多く、中国についての興味もあり、自然な感じで地元の外大の中国学科に入学し、卒業後も洋書関係の書店で働きタイプライターも叩いていました。
残留孤児のこと
子ども達もそれぞれ結婚・独立し、落ちついた頃でした。残留孤児裁判を支援していた中学時代からの友人に中国残留孤児の日本語教室が開設されるので、そのサポートをしてほしいと頼まれました。当初は神戸の岡本教室でしたが、08年4月、尼崎日本語教室が開設される時、写真展で知りあっていた宗景さんに中国語のできるスタッフとして乞われ、高橋秀子さんと共に立ち上げに参加しました。
出会いが生きがいに
藤家さんは料理など多彩な趣味を持ち、文化教室のスタッフもしていますが、今の気持ちを次のように語っています。「日本語学習支援をとおして学習者と共に喜びや楽しさを共感し、元気も一杯もらい、生きがいにもなっています。これからも人との出会い、つながりを大切に育んでいきたいです」。
気軽にふれ合う場所を
今後の希望としては「残留日本人と支援者たちが学習活動以外に、いつでも気軽に自由に集まり、お茶を飲んだり話ができるような交流の場所を確保できないだろうか。そしてそこが地域の人々とも触れ合う場所になればと思っています」。 元気で明るい笑顔で話す藤家さん。今後の交流の場づくりに向けてパワー全開です。